舞台幕の製作
昨年行われた航跡図公演でご一緒させていただいたご縁で、舞台幕の製作をさせていただくことになりました。
バレエ公演での使用例画像です。
今回、正面に見えるジョーゼットアーチと、舞台袖側に見える袖幕のご依頼をいただきました。
薄手のジョーゼット生地で、美しいアーチが舞台に華やかさを添えます。
見たことはあると思うのですが、製作するのは初めての経験なので、まずは試作させていただきたい旨をお願いしたところ、細かな打ち合わせをさせていただいたり、舞台の下見をして実際に使われているジョーゼットアーチに触らせていただいたり、本番布の裁断をお願いする縫製工場にも足を運ばせていただきました。
生地のサンプルから良いと思うものを選んだりと、一から製作に携わらせていただき、幸せな限りです。
こんな風にひとつひとつ手厚く勉強させていただきありがたいですし、理想の形の実現に向けて力を尽くします。
本格的な製作に入る前に、1/3サイズでサンプルを作りました。アーチ幕は縫製を少し変えて、どちらのやり方がより良いか比べられるようにしました。
袖幕もギャザーの縮め具合を調整して、より良い割合を探っていきます。
サンプルを作らせていただくことで、製作手順やポイントも見えて来ましたし、形を具現化することで、イメージも共有できて良かったと思います。
本番幕の製作は、サンプルの3倍の大きさ、アーチは数もたくさんになると思いますが、作らせていただけることが嬉しいし、出来上がりにワクワクしています!
0コメント