竹かごと煎茶のワークショップ
文化のみち二葉館・旧川上貞奴邸で開催されたワークショップに参加しました。
講師は竹かごは西本 有先生、煎茶は小川紀子先生です。
京都、福岡で行われていたワークショップの待ちに待った名古屋開催です。
まずは西本先生に教えていただき、四海波という竹かごを作ります。
ツルツルした竹の皮部分と、表面に凹凸のあるところを4本セットで編み込んでいきます。
丈夫な竹に霧吹きで水分を含ませて曲げていくのですが、パキッと折れてしまうのでは?と心配になって、初めは難しかったです。
出来上がりはこちら。先生の丁寧なご指導でちゃんと籠になりました!
底部分を見ると竹の違いがわかります。
時間が経つとどんどん味が出てくるそうで、それも楽しみ!
四海波を作った皆さんの作品。それぞれアールや大きさ、深さに個性が出ていて興味深いです。
こんな風に花器を置いても素敵。
編み物をするので、毛糸を置いて糸端を輪になったところから取り出すようにしても良いかも!なんて思いつきました。
輪にした竹二本にどんどん竹をずらして重ねた、球体とともに。
こちらも花を飾ったり、照明にしたり、毛糸を巻いたり和紙を貼ってオブジェにしたりと、いろいろ広がりそう!
皆さんの作品集合です。
無事に完成して、小川先生の煎茶を。
人肌程度の35度!でいただく八女茶の新茶の玉露です。滋味深く美味しい!!
主菓子は芳光のわらび餅、干菓子は梅の形のラムネです。
先にお菓子をいただくお抹茶と違い、一煎目、主菓子、二煎目、お干菓子、三煎目の流れや、一煎目は細長いお盆に載せた人数分の茶器にいれていただき、お盆を回してひとつずつ取っていき、二煎目三煎目は先生がお茶をいれてくださった急須を回し、それぞれが茶器に注ぐというのも新鮮でした。
ため息の出る煎茶道のお道具たち。
どれも丁寧に作られたお道具で、じっくり眺めていたい品々。
小川先生の所作ひとつひとつも素敵で、見ているこちらの背筋が伸びます。
せめてお家でもゆっくりお茶を入れて、時間を丸ごと味わいたいなと思いました。
とても楽しく、充実したワークショップでした。お二人の先生方、ご一緒してくださった皆さん、ありがとうございました。
西本 有先生略歴
有製咲処(タモツセイサクショ)主宰。別府市で竹かごバッグbamluxe、実用かごなど製作。福岡市「かご屋」運営。2013 JR九州「ななつ星」客室内備品製作。2015.7「婦人画報」掲載。
小川 紀子先生略歴
京都にて煎茶道宝山流家元に師事。
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